この雑誌の内容
さかのぼれば阪神淡路大震災。放浪犬の問題や、被災による飼育継続の困難などが取りざたされ、以降災害が発生する度に、ペットに関する災害時対応は議題として挙がってきた。繰り返される災害の中で、環境省は『人とペットの災害対策ガイドライン』を策定し、飼い主はペットを連れた同行避難が原則となった。しかし同行避難とは、ペットも連れて逃げるということを意味するに留まり、受け入れ先となる避難所のペット同伴への対応のばらつきや、逆に飼い主側へのマナーを問われるような課題が浮き彫りとなっている。本書は、基本的な行動指針だけにとどまらず、避難経験を持つ飼い主たちの取材から、リアルな体験から得られた知恵も多角的に掲載。
電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合があります。あらかじめご容赦ください。
この雑誌の目次
002 いま災害が起きたら、あなたは愛犬を守れますか──?
004 CHAPTER.1
被災体験
ケーススタディ
006 地震
014 あってよかったもの、あったらよかったもの
016 豪雨
020 豪雪
022 雷
024 しておいてよかった、しておけばよかったしつけ
026 台風
032 火山噴火
034 災害発生直後にしたことは?
036 津波
046 やっておいてよかった、やっておけばよかった対策
048 原発事故
058 新型コロナウイルス感染で愛犬を預ける・預かる場合は?
060 被災地でのボランティアの役割って?
062 CHAPTER.2
今から見直す
平常時の備え
064 日頃からの備えが大切な理由
066 愛犬の備え
068 ハウスの安全確保
070 物の備え
072 コミュニケーションという備え
074 知識という備え
076 老犬や病気の犬……災害弱者が気をつけたいことは?
078 CHAPTER.3
大震災
シミュレーション
080 自宅で一緒に被災
082 外出先で一緒に被災
084 外出時に別々に被災
086 CHAPTER.4
豪雨・暴風(台風)
シミュレーション
090 CHAPTER.5
避難生活
シミュレーション
092 在宅避難
094 避難所生活
098 車中泊
099 テント泊
100 災害への対応の原則は「自助」と「共助」にある
102 CHAPTER.6
その他の
災害対策まとめ
103 土砂災害/落雷
104 竜巻/豪雪
105 火山噴火/花火大会
106 感染症
108 CHAPTER.7
愛犬を守るために
今やるしつけ
109 どんな姿を目指すのかゴールを見据えたしつけが大切
110 ハウストレーニング
112 オイデの見直し
113 トイレトレーニング
114 苦手なものに慣らす
115 困った愛犬の吠え、どうコントロールする?
116 被災した愛犬の心とカラダのケア
120 私たちは常に災害の脅威にさらされている
128 災害時愛犬連絡帳の使い方