この雑誌の内容
うれしいことに、山岳大国ニッポンのフィールドは、アルプスをはじめとするメジャーなエリアの外にも広がっています。遠く東北を見果てれば、どこまでも続くなだらかな稜線に隠されるは、極楽の秘湯に郷土色豊かなグルメ、脈々と受け継がれてきた歴史。紅葉に染まる最旬シーズンを目前に、魅力満載の東北の山旅をご紹介します。
東北と聞いて、我先にと名前を挙げたくなる代表エリアは次の3つ。山形県と新潟県の県境に位置する朝日連峰、2県に福島県を加えた立地の飯豊連峰、そして奥羽山脈の北部で岩手県と秋田県にまたがる八幡平。今特集では、紅葉の最前線を追って、これらの地への紀行文を3本立てで収録しています。男性が歩けば女性も歩き、ソロがあればグループもあり。真っ赤に燃える東北の美しい風景を、臨場感にあふれる文章とともにお楽しみください。
また、紀行文に限らずあらゆる角度から東北、広げては秋の山の魅力を徹底解説。独特の山岳信仰や小屋事情、名酒におつまみレシピ、ルート紹介はもちろん、寒さ対策や注意点といった心強いノウハウまで網羅。遠かった東北がぐっと近くなる、この秋の山旅計画に必読の一冊です。
電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合があります。あらかじめご容赦ください。
この雑誌の目次
018 特集
二大縦走路
飯豊連峰・朝日連峰
をゆく
024 学生時代の思い出の山。
飯豊連峰と朝日連峰
026 静寂の錦秋に息をのむ。
飯豊連峰 2泊3日の女子山旅
036 東北の避難小屋事情
038 夏山から一変。
この時期だからこそのポイントを押さえよう。
秋山の基礎レッスン
042 遥かなる峰々と伝説の池。
朝日連峰 東北が誇る大地
052 山伏・坂本大三郎さんが導く修験の道。
出羽三山と白装束
056 杯に伸ばす手が止まらなくなるアイデア肴レシピ集。
秋の夜長にカンタン山つまみ
060 イスラエル人と行く。
異文化交流紅葉登山
070 移ろいやすいこの季節に重宝するアイテムをピックアップ
秋トレッキングのためのウエアカタログ
074 山好きと酒好きが語る。
山酒の魅力 featurling 東北
076 全国紅葉カレンダー
078 日帰りから縦走まで選択肢多数!
紅葉登山+αおすすめプラン10選
086 POLARTEC Fabrics with Specialist of Mountaineering
Alpha(R) Direct × Marmot
094 軽量装備で、もっと速く深い山旅へ。
ザ・ノース・フェイスが提案する
ファストパッキングアイテム
120 世界中のクライマーが集う、世界最大級のクライミングイベント。
ARC'TERYX CLIMBING ACADEMY
124 Beyond the PEAK with MAMMUT
矢口拓の挑戦
126 尾瀬檜枝岐マウンテンフェス
―山人祭―
Trail Head
001 ロングトレイルの専門講座、まもなく開講!
003 信濃大町 山フェス『北アルプス100年祭』
005 南アルプス・鳳凰三山の薬師岳小屋がリニューアル
007 バンフ・マウンテン・フィルムフェスティバル in Japan 2017 開催
009 コロンビア/ワバッシュパターンドジャケット
011 定番ベースレイヤー「ウ―リーズ1」がリニューアル
013 マイクロ・パフが帰ってきた!
REGULAR
089 村石太郎の野外道具探訪
115 Because it is there.../なぜなら、そこに山があるから 夏目 彰
131 シェルパ斉藤の山小屋24時間滞在記
136 高橋庄太郎が友人とともに。山を歩く、山で語る
140 マウンテン・ジェントルマン/登山家 槇有恒の生涯
142 小雀陣二の山グルメ
145 PEAKS SCRAMBLE
150 そろそろ本気で撮るぜ山写真
152 彼女が“山着”に着替えたら……
MOUNTAIN CULTURE CATALOG
097 今月のPICK UP
098 山岳スーパースター列伝
099 四角大輔のクリエイティブ登山思考
100 タキザーさんちの親子登山“やまいく”
101 BAR山小屋/新明解 山用語辞典
102 元祖 道なき道のケルン 総本家
104 サードウェーブジャーナル
105 長谷部的エマージェンシー
106 井上大助の超個性的山道具店DX
108 アラスカ太郎&庄太郎のつべこべ言わずに黙って聞け♪
111 ROAD TO MATTERHORN
112 メーカーインフォメーション