この書籍の目次
日本が安定成長期を迎えた1970年(昭和45年)頃、きもののファッション界に新たなスターが現れました。本書の著書、糸川禎彦です。糸川は神戸で呉服店を経営しつつ、「きものはアート」であるという考えのもと、銀座で磨いたファッションセンスを生かしたきもの製作を続け、今日までカリスマ的存在として常に業界をリードし、きもの界に新感覚の境地を拓いてきました。本書はその業績と、圧倒的な評価を博してきたきものデザインの代表作を一冊にまとめたもの。美しく洗練されたデザインのきもの約40点と、その美の軌跡をハイセンスな写真とともに紹介します。『美しいキモノ』でおなじみのおしゃれな呉服店「きもの百科イトカワ」、きものメーカー「貴久樹」創業者の糸川禎彦のセンスの真髄、「素敵の軌跡」をたどる一冊です。